退院の日の夜は
心菜のリクエストで近所のうどん屋さんへ。
そこで心菜と同じクラスのお友達家族とバッタリ会った。
クラスの保護者には心菜の病気のこと全てを書いたお便りを園経由で出しているので、事情は知っている。
「今日退院してきたんです!」
そんな話から始まってちょっと会話。
その話の流れの中でお友達ママが
「ここちゃんはうちの子と小中の学区が同じだから
小さな頃からの幼馴染だね!」
と言ってくれたんだ。
病気が分かってから
未来を想像することがすごく怖かった。
大げさではなく
1週間先のことだって考えられなかった。
そんな日々だったけど
お友達ママは当たり前のように
未来の話を笑顔でしてくれた。
涙がでるほど嬉しかった。
救われる。支えられる。