病院にも来てくれた園のお友達家族が
家でのお芋ほりに誘ってくれた。
入院前までは顔と名前がやっと一致する程度だったのに
とても優しく親切にしてくださってありがたかった。
出発前の準備の時に壁にぶち当たる。
お芋ほりなのである程度露出を控えた格好にしたかったのだが
薬の副作用ですっかり肥えてしまったために、都合の良い服がない。
病院ではお腹が出ていてもあまり支障がなく
尚且つかわいい格好のワンピースで過ごすことが多かったけど
今日はそうもいかない。
なんとか選んだのは
Tシャツと履けるパンツと長靴。
お腹がパンパンに目立つ服装で、心菜はなにを思ったのだろう。
たとえ体重が増えてしまっても
親としてはどんな心菜の姿も可愛かった。
頑張った証でもあるから誇らしいものでもあるし。
けれど、心菜自身は鏡を見ることをしなくなった。
言葉にはしないけれど気にしているのは見てとれた。
洋服やお化粧などオシャレに興味がある心菜だから
きっと複雑な気持ちは持っていたと思う。
見た目が変わるというのはそれ自体が辛いのではなくて
現実を突きつけられている気がすることが辛かった。
そして
心菜の葛藤が見える時も、また辛かった。
肝心のお芋ほりだが
最初こそ気恥ずかしそうにしていたけれど
笑顔もでて楽しそうだった。
お友達との笑顔が見られてよかった。
保育園復帰前にお友達と会えてよかった。
貴重な時間をありがとうございました。