外泊中の夜中のこと。
子どもたちが寝た後
子どもたちをはさんで寝ていたベットの上で
夫と心菜のこれからのことを話した。
仰向けだし、照明は落ちてるし
お互いに表情は分からない。
治験のことを含めて
考えなくてはいけないこと
決めないといけないこと
病気の現実に直面する話ばかり。
話の途中で、夫が泣き出した。
普段は無口で滅多に泣かない夫が
嗚咽していた。
心菜が入院してからどころか
夫と出会ってからこんなことは初めてだった。
いつもは泣き虫の私が支えてもらっているけど
夫も一緒だったんだよね。
お互いにいっぱい泣いたら
今度は笑顔で過ごそうね。
心菜には、笑顔で。