今日は夫方の親戚の家へ。
心菜の病気が分かった時
あまりの絶望感に「セカンドオピニオン」も考えられなかった夫と私。
ネットで調べても書いてあることは大体同じで
特に何も見ても【予後不良】という言葉に
もう耐えられなくなっていた。
それに近くの病院がいいと、どれにも書いてある。
だったら近いこの病院でいいと、そう思っていた。
そんな時に声をかけてくれたが
経験が深いお隣さんと
夫の親戚のご夫婦。
「余計なことかもしれないけれど…セカンドオピニオンは考えていないの?」
と、ちょうど同じころに声をかけてくれた。
勇気がいったと思う。
それでも声をかけてくれた。
「心菜のためにここまで考えてくれている…」
その熱い気持ちに
現実から逃げていたことに親として情けなると同時に
セカンドオピニオンを受けるまで気持ちが動いた。
結果、それが治験につながったのだから
二組のご家族には感謝でいっぱいだった。
今日はそのお礼と心菜の退院報告も兼ねて、親戚宅へおじゃまさせていただいた。
心菜の元気な姿を見ていただけて嬉しかった。
少し家で遊んで、今後の話もして親戚宅をあとにする。
そして、今度は次なる場所へ!
と、まずその場所へ着く前にお昼ご飯。
心菜の希望は大好きな鮭おにぎり。
でも、ちょうど昼時ということもあってか、売り切れ続出。
心菜が食べたいものは食べさせてあげたい。
夫も同じ気持ちだから、見つかるまでコンビニをハシゴした。
何件目かでやっと念願の鮭おにぎりをゲット!
次なる目的地、公園へ向かう。
ここの公園には入院前はよく遊びに来ていた。
広い敷地内にはたくさんの遊具があって
特に人口芝の坂を滑るソリ滑りが人気だった。
入院する数カ月前の心菜。
この時はすごく楽しそうに滑っていた。
その日以来かな?
久々のこの公園。
いつもなら一目散に遊具で遊ぶけれど、今日は違う。
まずは砂場から始まった。
心菜の中での様子見なのか分からないけれど
私たちも見守ることにした。
そしたら徐々に遊ぶ範囲が増えていき
なんと、滑り台へ。
ここの滑り台はちょっと長めだから、勇気いったよね、きっと。
上から滑る姿を動画におさめた。
「あーーーーー」と言いながら笑顔の心菜。
確実に元気になってきている。
嬉しいな。
そして、ついに
「ソリ滑りもしたい!」
と言い出した。
砂場からスタートした公園遊びだったから、これには正直びっくりした。
そして同時に感動もした。
パパとソリを持って、坂の上まで登っていく。
私は坂の下から見守った。
結構な高さの坂。
久しぶりの心菜にはまだハードルが高いかもしれない。
上に着いてから何度か挑戦しようとしているのは確認できた。
ただ、やっぱり高い所までいったら怖かったらしい。
滑ることまではできなかった。
でも私は「意欲」があることが嬉しかった。
しかも、公園で遊んでいる途中に
「走り回りたい!」
って言ったんだ。
積極的に遊んで
挑戦して
その言葉。
少しずつでいいと思っていたのに
想像以上に遊べた日。
それだけで充分。
また遊びにこようね。
心菜、頑張ったね!