2019.8.9【PICC】

昨日説明があったPICCの処置を午前の早い時間におこなうことになった。

鎮静をかけておこなうために数時間前から飲食は禁止。

よって朝ご飯は抜き。

デカドロンで食欲旺盛な心菜にはご飯抜きはなかなかの難問だが、しっかり説明をして理解してもらった。

だいたい1時間以内でできるということだったが、アクシデントがあった場合は時間がかかることもあるとのこと。

体内にカテーテルを通すわけだから、なにかがあっては困る。

無事に終わるように祈り、心菜を送り出した。

処置をしている間に私は放射線科の医師と今後の話。

優しくて丁寧な印象の医師だ。

「どうかよろしくお願いします」

そんな気持ちいっぱいで先生に頭をさげた。

PICCの処置は順調に終わり、1時間もかからなかった。

心菜への負担はできるかぎり少なくしたい。

アクシデントがなくてホッとした。

昨日の確定診断を受けて、決めたことがあった。

それは自身のSNSに現状をアップすること。

今まで主に友人と交流するためにひらいていたSNS。

“普段”を綴っていた場所。

そこに娘のことを記せないということは

「大丈夫!大丈夫!」

と言っていた私が、実は1番現実逃避しているなと感じたから。

特別なアカウントを作るわけではなく“日常”として今のことをアップした。

さすがに病名まで記す勇気はなかったけれど、それを見た友人からのエールは私の力になった。

そういえばこの日は保育園のお弁当の日でもあった。

月に1回のお弁当で、指定の野菜もある。

今までは当然私が作っていたのだが、今回は夫に頑張ってもらった。

もちろん指定の野菜もきちんと入れて。

朝早く夫から届いたお弁当の写真はキレイで美味しそうで、安心と感謝が広がった。

心菜が入院してからは

「私は心菜と頑張るから、あなたはそっちで頑張って!」

とほぼ干渉しないスタイルだった。

というか、こちらはこちらで必死に闘っているから細かなことは気にならない。

夫も子どもたちに無限の愛を持っている人だから信頼をしていた。

夫が作ったお弁当の写真を見たとき

夫は夫なりに心菜のためにできることを必死で頑張ってくれているんだと感じることができた。

場所は違っても同じ方向を向いている、と。

ひよこがかわいいのりたまのふりかけ。入院中はこういった楽しみをできるだけとりいれていた。
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