外泊最終日は家で過ごす。
まずは心菜のリクエストで流しそうめん。
朝からせっせと準備して、念願の流しそうめんタイムがスタート!
スライダー型は流れも早くてなかなか難しい。
上手にとれることもあれば、とれないこともある。
そうなると登場するのが、素手(笑)
スライダーから流れてくるそうめんを手でつかみ満足そうな心菜。
そんな心菜を見ていることが楽しい。
息子は濡れることを見越して最初からからオムツ一丁の裸で参戦。
おとなしく食べるわけもなく、遊び要素が勝ってしまいどんどん悲惨なことに。
好き放題流しそうめんタイムは
おそうめんは散らかるし、周りは水でビショビショになるし、心菜はうまくとれないと途中泣き出すし、チョイチョイ喧嘩も挟むし、そのあまりを親は食べることになるし。
ひと言で表現するならば、グチャグチャ!
だけどそんな状況も全然気にならない。
以前の…心菜が病気になる前の私だったら
「キレイに食べて!」「遊ばないで!」「汚れるでしょ!」
と怒りっぱなしだったかもしれない。
でもこの日は違った。
どんな光景も楽しくて、かわいくて、笑いっぱなしだった。
汚れたら片付ければいいだけ。
大泣きしている心菜もかわいくて、写真を撮る余裕すらある。
子どもたちが笑っていてくれればそれでよかった。
流しそうめんの後はまったりと過ごす。
そんな中で心菜はYouTubeを見ながらおぼつかないながら踊ったり、家だと嬉しそうなのが伝わる。
やっぱり家がいい。
今回の外泊では、家で、家族で、普通に過ごせる幸せを再確認したし
心菜にも大きなパワーをもたらした。
楽しい時間はあっという間にすぎて病院へもどる時間が近づく。
荷物が多いので、夕方に私1人で荷物だけを起きに一度病院へ。
帰宅して、今度は心菜と病院へともどる。
車に乗るときに「行きたくない」と泣いていた心菜。
私でさえそう思ったのだから…心菜はなおさらだったと思う。
そんな心菜を見ているのが苦しくて泣きそうだったけど、私はそんなこと言ってはいられない。
なんとかなだめて出発した。
心菜がもどるのをイヤがることを想定して、病院での楽しみも考えておいた。
ひとつは心菜の好きなものを詰めたお弁当を作り、それを病院で食べること。
もうひとつはデザートタイム。
こののち、手作り弁当とデザートタイムは病院へもどる日の定番となる。
それは私にとっても、楽しくて幸せな心菜との時間となった。