今朝はご機嫌だった心菜。
ポテトチップを口にくわえ鳥のくちばしを作るおふざけがでた。
母は朝から嬉しい。
今日からリハビリが午前中になった。
基本は9時から。
朝食がくるのが大体8時前後で、心菜が固形物が食べられるのが9時まで。
それを考えるとちょっと慌ただしいのだが、リハビリ室の混雑状況を考えるとこの時間がいいとのこと。
午後という案もあったが、飲食禁止の時間からは脱水防止のための点滴が始まる。
基本はその点滴の前にシャワー浴をして、点滴開始。
放射線治療が15時からなので、シャワー浴の後のリハビリだとそれも慌ただしいし、点滴がついているとうまくリハビリが進まないこともあった。
またシャワー浴だが、17時までに入らないといけない。
治療の後だと鎮静があけるのを待っていると入れなくなる可能性もあった。
ということで、リハビリは9時開始がベストではないかという話になったのだ。
心菜はリハビリが楽しいようで、この日も張りきって向かった。
しかしリハビリ室に入ると昨日より人が多いことに驚いてしまい、とたんに口を閉ざす。
心菜貝になる、の巻。
リハビリはできたが貝のままの日だった。
放射線治療は昨日と同じ段取りで。
病棟保育士さんは2人いるので、1日ずつ交互で付き添ってくれた。
今日も鎮静がすんなりいかず、昨日同様「ママー、ママー」とうわ言のように言っている。
この時間はやっぱり辛い。
鎮静を少しづつ足していって効いてくれたところで放射線室のベットに寝かした。
治療中はビームが完全に腫瘍にあたってやっつけてくれているところを想像した。
こんなことしかできないけれど、これが現実になるように願ってやまなかった。
治療は無事終了。
直後は半分寝ぼけている感じで、ずっとグズグズしている。
治療後に30分前後ひと眠りすればスッキリと起きられた。
放射線が終わったころ、心菜のじいじとばあば=私の父と母が来てくれた。
母は自分の病院から直行だ。
心臓に病気をもつ母は、昨年心臓のカテーテル手術を2回受けていた。
昨日は手術から1年の入院検査の日。
とても嫌がっていたが
「心菜も放射線頑張っていると思うと頑張れる」
と気合が生まれ、異常なく無事に終了。
そして本日退院して、その足で心菜に会いに来てくれた。
母親が大変なときだが、私は心菜のことでいっぱいいっぱい。
なにもしてあげられず申し訳なかった。
それでもいつも心菜と私を気にかけてくれていた。
夜には私の友達もお見舞いに来てくれる。
友達には心菜と同じ年の男の子がいて、その子と心菜は保育園入園前はよく遊んでいた。
親子共々仲良しなお友達。
会えただけでもパワーになるのに、アクアビーズセットのプレゼントまでくれた。
ありがとう。