家にいるとすごいな。
朝から積極的に動くし、ご飯が食べたいと泣かない。
やっぱり家がいいよね、と外泊のたびに思う。
今日は夫側の父母、心菜のじいじばあばとお出かけ。
お出かけと言っても近所のくら寿司ですが(笑)
心菜外泊時はマストな場所。
帰宅してからはじいじばあばが買ってきてくれたケーキを食べた。
デカドロンの副作用で肥えて姿が変わっていくのは見ていて辛かったけれど
放射線の副作用で吐き気や食欲減退がでないのにはホッとした。
美味しそうに嬉しそうに食べる姿は幸せもくれた。
この予定以外は家でゆっくり過ごす。
まあ、私の場合はゆっくりとはしていられない。
週末だけの家なので、なんだかんだでやることがあるし
夜には病院に戻るのでその準備もある。
準備の内容としては、着替えなどの整理の他に、お弁当があった。
心菜の大好きな高野豆腐は必ず作って、他に心菜が食べそうなおかずも入れる。
おにぎりは買っておいたかわいいおにぎりシートで包む。
あとは、おやつ。
この頃には、戻る日の晩ご飯もみんなで食べていたので、それも作る。
できるだけ心菜のリクエストに応えたくて手作りになる。
ちなみにリクエストはグラタンが多かった。
バタバタ過ごすしている中、心菜とパパがお昼寝をしていた。
パパ大好きな心菜はずっとくっついている。
パパがどんな格好になっても、くっついて離れない。
愛しすぎて写真を撮った。
ただのんびり家で過ごすだけ。
それだけも幸せがあふれているし、ずっとこの光景を見ていたいと思った。
あれこれしているうちに、あっという間に戻る時間となる。
今まではこの時間になると泣いたり、テンションが落ちてしまう心菜だったが、この日は泣かなかった!
そして、なんと、駐車場に着いたら
「歩いていく!」
と言う!
今まで車イスだった道のりを、心菜が自ら歩いている。
病室に戻る前に病院内のコンビニに寄るのが恒例になっているのだが、そこまでしっかり歩いてくれた!
良くなっていく姿は、本当に本当に、嬉しい。
色んなものがこみ上げる。
嬉しいとか、泣けるとか、感情が忙しかった。
病室ではいつものおやつタイム。
心菜はケーキで私はコーヒーゼリー。
穏やかで笑顔あふれる時間。
病気のことは辛くて毎日どこかで泣いていたけれど
心菜と過ごせる時間は幸せだった。
余命なんて信じられなかったし、そんな未来はないとさえ思えた。
それぐらい、心菜との時間は、私に幸せをくれた。
相変わらずトイレの回数は多い心菜。
夜中もまだ数回起きる。
そのトイレのときにあることに気がついた。
斜視がある方の左目の白目が増えているような気がする。
それは斜視が改善されているということ。
あんまり期待しすぎてはいけないけれど、嬉しい。
明日以降もちゃんと観察してみよう。