2019.7.21【日常が音をたてて崩れた日】

*2021年7月21日にInstagramに投稿したものです*

前日の不安はあったものの、娘は何の症状もない。

心菜と息子と私の3人で朝ご飯。
100均のフルフルふると丸いおにぎりができる道具をみんなでフリフリ。

私はこの日の朝の光景を忘れない。

子供たちの笑顔と笑い声。
とてもとても穏やかな優しい時間だった。
今でも思い出すと胸がいっぱいになるほど、とても幸せな時間だった。

でも、これが私にとって、人生最後の“当たり前の日常”となる。

この日は日曜日だったが夫婦ともに仕事のため、子供たちは夫の実家にお願いをした。
心菜のことはしっかり伝え、様子をみてもらうようにしていた。

仕事場でママ歴の先輩の友人に娘のことを話す。
「娘ちゃんは成長で情緒の変化とかあったかな?」
確かそんな内容だったと思う。

もう1人の友人とは、会う約束をしようと話す。
娘のことで胸騒ぎが止まらい私は
「来週時間あるけど…ちょっと、また連絡するね。」
と返事をした。
なんとなく予定を入れられなかった。

仕事を終えて夫に連絡すると、娘が歩けなくなっているとのこと。
急いで夫の実家に向かう。

到着すると娘は眠っていた。
義理母曰く
「よく食べて、よく遊んだよ。でも、ふらついて歩けない。」と。
そして
「CTを撮ってもらっておいで!」
とアドバイスをくれた。

その日の小児科の休日当番医はたまたま総合病院だった。

ギリギリの時間だったので、寝ている娘を抱え病院へ急いだ。
最後の患者で滑り込めた。

娘の様子を話し、診察した医師はすぐに
「CT検査をしましょう。」
と言った。
検査室には一緒に入った。
撮影中


「なにもうつっていませんように」

と何度も願った。

でも、それは叶わなかった。

画像の影を見ながら医師は言った。
「可能性は3つ。炎症か出血か…脳腫瘍。」
緊急入院が決定した。

歩けなくなり車椅子の娘を不安にさせてはいけない。
そんな親心が働き娘の前では平静を装っていたが、頭はパニックだった。

保険証を持ってきてくれた夫から到着の連絡。
娘を看護師さんにお願いして、玄関に来ていた夫の元へ向かう。

こんな事態になっているとは思ってもなかった夫に伝える。

「パパ、落ち着いて聞いてね。」
の前置きし医師の話をそのまま伝える。

「えっ?…脳腫瘍…?」

やっぱりその言葉は衝撃だよね。

夫の目が赤くなっていくのが分かった。

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