「リハビリに早く行きたいから朝ご飯は部屋で食べよう!」
と、朝からご機嫌に提案してきた心菜。
デイルームではなく部屋を選択するなんて珍しいなあと思っていたら…
今日は治療無しで帰宅できると勘違いしていたようで、早く食べて早く帰ろうということだったらしい。
確かに金曜日は外泊できる日だけど、それは放射線治療後のこと。
勘違いさせたのは私の説明不足だ…。心菜、ごめんよ。
ということで、治療はあることを説明したら一気にドーンと落ち込む。
心菜が大好きな保育園の先生からのお手紙をパパがわざわざ届けてくれたのに、それどころではない落ち込みようだった。
なのにリハビリは頑張ってくれました!
放射線治療は今日で折り返し。
最初のころは鎮静あけにぐずったりしたけれど、この頃には1日の流れをしっかり理解して、鎮静前後にぐずることもなくなった。
「ここまで頑張ってくれて本当にありがとう」
心菜に対しては、すべてにおいて「ありがとう」の言葉しか思いつかなかった。
鎮静あけはやっぱり斜視がよくなっているような気がする。
また、鎮静あけは機嫌がよく、心菜本来のおふざけがでることも増えていた。
前までは当たり前の光景だったのにね。
心菜が心菜らしくいてくれる時間がこんなにも幸せだったなんて。
心菜が笑顔でいてくれることの嬉しさをかみしめる毎日だった。
金曜日のお楽しみは弟の保育園のお迎え!
園内は自分でしっかり歩く。それは好きな場所だという表れでもある。
先生たちにも会えて、洋服のプレゼントもいただいた。
お友達も
「心菜ちゃんだ!」
と言って、来てくれる!
恥ずかしがって終始お話はしなかったけど、自らそこに行くということから嬉しいんだと伝わってきた。
保育園は私たち家族では与えることがでいないパワーをくれる。
夜はリクエストで恒例のくら寿司。
食べるものは
フライドポテト、うどん、玉子の握りと決まっている。
締めのデザートは、これまたお決まりのケーキ。
デザートを頼むときに必ず指で「2」をだし
“ふたつ頼んでいい?”とアプローチ。
その姿が毎回毎回、とんでもなくかわいかった。
帰りは疲れたのかパパの抱っこ。
甘えていたのかもしれないね。
外泊でパワーチャージしようね。